初キャンプは、斜面からはじまった。。。

初めてキャンプに行った時に見た朝日。すごく感動しました。 キャンプ

はじまりの一歩

こんにちは!
初めての車中泊から2週間後。
私たちは、キャンピングカーでの「初キャンプ」に挑戦することにしました。

その頃はまだキャンプ道具も揃っておらず、知識も経験もゼロ。
けれど、「やってみたい」という気持ちひとつで、私たちはまた走り出したのです。


初めてのキャンプは大分・久住の「ボイボイキャンプ場」へ

車中泊に味をしめた私たちは、勢いで「次はキャンプに行こう!」と手を出すことに。
自分たちがキャンプにハマるかどうか不安もあったので、初めからギア(キャンプ道具)を取り揃えるのはリスクがあると思い、とりあえずネットとアウトドアショップで最低限のギアのみ(焚火台や食器など)を購入。テーブルやチェアは、以前からベランダ用に使っていた無名ブランドのものを持参しました。

向かった先は、大分県竹田市にある九州で人気のキャンプ場「ボイボイキャンプ場」。
ネット上で色々調べて口コミが良かったのでここにしました。
阿蘇の涅槃像が遠くに見え、久住の山々に抱かれるような絶景のフリーサイトです。
この日の天気は快晴。道中、テンションは自然と右肩上がり。

土曜日ですが、この日も仕事の旦那さん。午後、仕事を終え帰宅を待って出発し、到着したのは夕方。
すでに場内は賑わっていて、あちこちから焚火の煙がふんわりと立ち上っています。
楽しさと幸せいっぱいの人々であふれんばかりの光景でした。


焚火に火を灯す。初心者丸出しの夜

キャンプギアは最小限。テントもない私たちは、この日初めて「サイドオーニング」を展開。
旦那さんが中古キャンピングカーを選ぶ際に絶対に必要!と熱望していたマストアイテムです。

その下にテーブルとチェアを並べ、焚火台に火を灯して――。

「これでいいのか?」と、周りのベテランキャンパーさんたちの過ごし方が気になって、
キョロキョロと観察しながら、初めての焚火を楽しむ私たち。いかにも初心者。。。
ギアの使い方も、火の扱いもぎこちなかったけれど、ただただ楽しくて。
「キャンプって…面白い!」「またキャンプしたい!」そんな気持ちが自然に湧いてきました。

けれど…何も考えず斜面に車を停めてしまったのは完全に誤算。
寝るときは体が傾き、車内での着替えも踏ん張りが必要で腰にくるし、
スライドドアは開け閉めが重労働。
そうして、翌日、2人して腰痛を訴えることになります(笑)


朝日を待つ時間の美しさに、心を奪われた

それでも――
キャンプ場で迎えた朝は、すべてを帳消しにするほど特別でした。

キャンプ場の朝は早く、夜明け前、まだ薄暗い空の下でテントから人々が静かに動き出し、
私たちも自然と目が覚めます。

外に出て、じっと東の空を見上げる。
やがて空が淡く染まり、ほんのりオレンジ色に次第に変わっていく。
そして、朝日がゆっくりと山の端から顔を出し、空の色が少しずつ変わる様子をただただ眺め、
すごく感動しと時のことを今も鮮明に覚えています。キャンプ場の朝っていい。ステキ。

この時から、キャンプで一番好きな時間は、朝日を待つ静かなひとときになったのです。


キャンプは“快適”より“感動”だった

斜面での寝苦しさ、車の出入りのしんどさ。二人して腰痛になり、
不便なことも多かったけれど、それをはるかに超える楽しさや感動がありました。

そしてこの日、キャンプ沼に片足突っ込んだ私たち。
経験を重ねるごとに「車中泊スタイルのキャンプ」の楽しみ方を少しずつ見出していくのです。


やってみないとわからない!

正直、キャンピングカーを買う前はキャンプしようとかここまでハマるとは
全く想像だにしていませんでした。
でも「せっかくだからやってみよう」という軽い気持ちで挑んだことで、
今の楽しみが生まれたのです。

やってみて初めてわかることがある。
その“第一歩”を踏み出してみると、思いがけない世界が広がっていくのかもしれません。


この体験が、キャンプ沼のはじまりだった

キャンピングカーを購入して、1か月。
新たな趣味をみつけた私たち。
これから「お値段以上」の経験をしていくことを、私たちは確信したのでした。
そしてまた新しい発見が待っている――
そんな期待を胸に、二人して次のキャンプを企てていくのでした。