こんにちは!キャンピングカー歴約8年。愛車のキャン太との暮らしを楽しんでいる50代夫婦です。
前回は、真夏の大山で2泊した話を書きました。涼しさには大満足だったのですが、心残りが2つ残りました。
ひとつは、土砂崩れの通行止めでたどり着けなかった鍵掛峠と木谷沢渓流。もうひとつは、工場見学の時間が迫って、後ろ髪をひかれながらあとにしたひまわり畑です。
翌朝、その両方にもう一度行きました。
この記事では、リベンジを果たした4日目と、8月なのに布団が必要だった吉和SAでの車中泊をお話しします。
朝8時20分、鍵掛峠へ向けて出発しました
朝ごはんは、家から持ってきた食パンをキャン太でトースト。前日に道の駅 風の家で買った蒜山高原のヨーグルトを添えました。
支度をして、県営大山駐車場を出たのが8時20分。前日は通行止めだった道を、今日は走れるはずです。


鍵掛峠。振り返ったら、山頂に雲がかかっていました
峠に着いたのは8時35分。空はよく晴れていて、期待しながら車を降りました。
振り返ると、大山の山頂に見事に雲。
ここに来るのは初めてではありません。過去に数回立ち寄っていますが、雲のかかっていない大山を見られたのは1度だけ。ほかの場所から晴れた大山がくっきり見えていても、峠まで来ると雲、ということもしばしばあります。
しばらく見上げて待ちましたが、雲が動く気配はありません。10分ほどで切り上げて、木谷沢渓流へ向かいました。
早い時間だったので、車は3〜4台、人も6〜7人ほど。駐車もすぐにできました。景色は逃しましたが、静かさは朝いちならでは。

木谷沢渓流は、9時前だと貸切になりました
駐車場から遊歩道を1〜2分歩くと、もう渓流です。
林の中なので、ひんやりして少し薄暗い。そこに木々のすきまから光が差し込むと、苔も葉も川の水もいっせいにキラキラします。サントリー天然水 奥大山のCMのロケ地になったのも納得の場所でした。
着いたときは、先客のご夫婦が1組だけ。入れ違いで帰られたので、そのあとはしばらく私たち2人きりでした。
貸切の渓流。ぜいたくな気分です。
そのおかげで、前回は気づかなかった奥の空間があることに気づきました。せっかくなので歩いていったのですが、林の中に2人だけ。奥へ行くほど、正直なところ少し怖くもありました。
20分ほど散策して駐車場へ戻ると、数組の観光客とすれ違いました。


ひるぜんワイナリーは、ランチのつもりが試飲だけになりました

蒜山へ移動して、ひるぜんワイナリーへ。ここでお昼を食べるつもりでいました。
ところが、その日はピザなどの食事はやっていないとのこと。
「えっ」
となりましたが、試飲コーナーの店員さんが数種類のワインを注いでくれました。味や産地を事細かに説明してくれるので、楽しく飲み比べできます。
運転手の夫は、飲みたそうにしていましたが、横で匂いを嗅ぐだけ。
いちばんおいしかったアイスワインを1本買って、お店を出ました。

粋呑房のいのしし餃子は、しつこくない味でした
お昼は、夫のリクエストで粋呑房へ。ヒルゼン高原センター・ジョイフルパークの真ん前にあるお店です。

以前ここで食べたときは、かなり並びました。今回は開店と同時に入ったので1組目。席も自由に選べました。前日のランチ難民と、そばの館で並んだ経験が生きています。
いのしし餃子は、ジビエと聞いて身構えるような味ではありませんでした。さっぱりしていて、にんにくも控えめ。いくつでも食べられます。
2人で1皿を頼みましたが、食べ終わってから「1人1皿でもよかったな」と一人心の中で呟いていました。

私は蒜山やきそばと蒜山おこわもいただきました。

ひまわり畑リベンジ。今度はたっぷり眺めました
道の駅 風の家に着いたのが11時40分ごろ。前日、時間に追われてあとにした場所です。
今回は急ぐ用事がありません。いろんな角度から写真を撮って、ただ眺めて、また撮って。気づけば12時を過ぎていました。
それでも、来てよかったと思っています。
去年、別の場所へひまわり畑を見に行ったとき、旬を過ぎてうなだれたひまわりが並んでいました。今年は満開のいちばんいいときに立てたわけです。
「リベンジできてよかったね」
「きれいだね〜」
前日からのリベンジと、去年からのリベンジ。二重のリベンジになりました。
まわりでは、家族連れやカップルがひまわり畑をバックに記念撮影をしています。ほのぼのとした空気が流れていました。

パン工房ホームで、翌朝の食パンを調達しました
今朝、家から持参したパンがなくなりました。検索すると「食パンがおいしい」という口コミのお店を発見。道の駅からすぐ近くにある「パン工房ホーム」さんへ向かいます。
ところが、店内に食パンが並んでいません。
「え、売り切れ…?」
思いきって店員さんに聞いてみたところ、奥から出してきてくださいました。しかも、希望の厚さにスライスまでしてもらえます。
あとで写真を見返して、理由が分かりました。入口に「食パンの焼き上がりは12時頃になります」と貼り紙があったのです。着いたのは12時15分。売り切れではなく、焼きあがったばかりでした。
聞かずに帰らなくてよかったと思います。

三次もののけミュージアムと君田温泉に寄り道しました
昼過ぎには蒜山インターから高速へ。
この日の寝床は吉和SAと決めていました。ただ、着くまでに時間があります。途中で立ち寄れる博物館と温泉を探して決めたのが、この2か所でした。
大人でも楽しめた、三次もののけミュージアム

正式名称は湯本豪一記念日本妖怪博物館。妖怪の資料を集めた博物館です。
妖怪の歴史、各地に伝わる伝承、目撃談なども面白くて、大人でも十分に楽しめました。
妖怪と記念撮影ができるブースもあって、撮った画像はLINEで送ってもらえます。
チームラボとコラボした体験型のコーナー「妖怪遊園地」は、子供たちに人気で盛り上がっていました。
滞在は1時間ほど。観覧料は大人1,000円です。



君田温泉 森の泉は、混んでいたのに狭く感じませんでした
道の駅 ふぉレスト君田に併設された温泉です。
泉質がいいのでしょうか、館内は混んでいました。それでも浴室が広く、内湯と露天に分かれているので、人の多さを感じません。
泉質は重曹泉。入浴料は800円でした。
帰ってから知ったのですが、ここにはRVパークが14台分あって、温泉に入ってそのまま泊まれる場所でした。
吉和SAで車中泊。8月なのに、布団を肩までかけました
三次インターから有料区間に入ったのが19時20分。
ここから吉和SAまでは、いつもならそれほどかかりません。ところが雨が本降りになり、夫はいつも以上にゆっくり走ります。到着したのは20時40分ごろ。思ったより時間がかかりました。
吉和SAに到着して、車を降りるころには、雨はやんでいました。
車中泊の車は、思っていたより少なめでした
お盆のサービスエリアなので混んでいるだろうと思っていましたが、車中泊の車は数台。トラックも2〜3台でした。
アイドリング音も気になりません。静かな夜でした。

正直な話。夜中の2時か3時に、寒くて目が覚めました
吉和SAは、中国自動車道でいちばん標高の高いサービスエリアです。標高は650m。夫がそれを調べてきてから、夏に高速で車中泊するときはここを選ぶようになりました。
涼しいと知って来ているのに、布団が必要になるとは。
眠っていたら、寒さで目が覚めました。時計は2時か3時ごろ。
ファンを消したい。窓を閉めたい。頭ではそう思うのですが、眠くて体が動きません。このまま眠れないかとしばらく粘って、結局は寒さのほうが勝ちました。
しぶしぶ起き上がって、まずはファンをオフ。窓を少し閉めて、足元にたたんであった冬用の布団を肩まで引き上げます。
そのあとは、気持ちよく眠りに戻れました。
吉和SAのトイレは、とてもきれいでした
ここは車中泊におすすめできます。
トイレがきれいなうえ、虫が入らないように自動ドアが二重になっていました。パウダーコーナーも別にあります。
一方で、売店はありません。2022年に廃止されて、いまは無人です。あるのはセブンイレブンの商品が入った自販機が数台と、買ったものを温める電子レンジ。その場で食べる人のための2人掛けのテーブルと椅子もあります。
この日の夕飯は、三次の町のスーパーで買ってきた食材でした。結果的にはそれが正解です。夕飯や飲みものは、高速に乗る前に用意しておくほうが安心だと思います。



深夜割引を使って帰りました
今回の帰り道は、高速の深夜割引を使いました。19時20分に有料区間へ入り、そのまま吉和SAで眠って、翌朝9時に出発しただけ。
明細を見ると、きちんと30%引かれています。長距離を走る私たちには、これがかなり大きい。
ただ、この割引は見直しが決まっていて、今回のようなやり方はいずれ使えなくなります。制度の中身と、見直し後にどう変わるかは、帰省を車中泊で。6時間で帰れる道を、わざわざ2泊かけて帰る話にまとめました。
5日目。古賀SAでお昼を食べて、14時に帰宅しました
吉和SAを出たのは朝9時。
その前に、パン工房ホームの食パンをキャン太で焼きました。前日、売り切れかと思って肩を落とした、あの食パンです。車内でトーストして食べる朝ごはんが、旅の最後の楽しみになりました。

お昼は古賀SAへ。夫は福岡で有名なラーメン店のラーメン定食、私は福岡名物のゴマサバ定食にしました。
九州に帰ってきたな、と思う味です。


そして家に到着。今年のお盆の旅が終わりました。
今回のリベンジ編で分かったこと
- 通行止めで行けなかった鍵掛峠と木谷沢渓流に、翌朝もう一度行けた
- 鍵掛峠は数回訪れているが、雲のかかっていない大山を見られたのは1度だけ
- 木谷沢渓流は9時前だと貸切になることがある。20分後には数組とすれ違った
- 前日に断念したひまわり畑を、翌日リベンジしてゆっくり散策できた
- 吉和SAは8月でも夜は涼しくエアコンいらず。布団は必要。トイレはきれいだが売店はない
- 深夜割引は明細で30%引きを確認。ただし見直しで使えなくなる見込み
宿を予約する旅なら、行けなかった場所はそのまま行けずに終わります。
車中泊は、寝る場所を自分たちで決められます。だから「明日の朝、もう一度行こうか」ができる。今回いちばん実感したのは、そこでした。
リベンジが2つとも成功して、旅の満足度が高くなりました。
大山で過ごした2泊と、通行止めで大迂回した話は前編に書きました。
これから車中泊を考えている方の参考になればうれしいです。
基本情報
湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)
| 項目 | 内容 |
| 所在地 | 広島県三次市三次町1691-4 |
| 開館時間 | 9:30〜17:00(入館は16:30まで) |
| 休館日 | 水曜日(8月は全日開館) |
| 観覧料 | 一般1,000円/高・大学生600円 |
君田温泉 森の泉(道の駅 ふぉレスト君田)
| 項目 | 内容 |
| 所在地 | 広島県三次市君田町泉吉田311-3 |
| 電話 | 0824-53-7021 |
| 営業時間 | 10:00〜20:30(最終受付20:00) |
| 入浴料 | 800円 |
| 泉質 | 重曹泉(炭酸水素塩泉) |
粋呑房(すいとんぼう)
| 項目 | 内容 |
| 所在地 | 岡山県真庭市蒜山上福田1205-403 |
| 電話 | 0867-66-3190 |
| 営業時間 | 11:30〜14:30/17:30〜21:00(土・日・祝は11:00〜15:00) |
| 定休日 | 火曜日 |
吉和SA(中国自動車道 下り)
| 項目 | 内容 |
| 所在地 | 広島県廿日市市吉和 |
| 標高 | 約650m(中国自動車道で最も高い) |
| トイレ | あり(自動ドア二重・パウダーコーナーあり) |
| 売店 | なし(セブンイレブン商品の自販機・電子レンジ・イートインの席あり) |
※2026年8月時点の情報です。料金や営業時間は変わることがあるので、おでかけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
