車中泊の食事に欠かせない愛用品。高さ5cmのケトルと、洗い物を出さない工夫【車中泊の愛用品①食事編】

キャンピングカーの車内に並んだパン屋のパンとコーヒーの朝ごはん キャンプ・車中泊グッズ
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こんにちは!キャンピングカー歴約8年。愛車のキャン太との暮らしを楽しんでいる50代夫婦です。

我が家のキャン太にはシンクが付いていますが、水は一度も使っていません。鏡を取り付けて、化粧台にしてしまいました。

つまり車内で洗い物ができない状態のまま、3年以上こうやって車中泊を続けています。

不便かというと、そうでもありません。洗い物を出さないと決めてしまえば、使う道具のほうが自然と決まってくるからです。

この記事では、車中泊の食事で我が家が使っている愛用品と、洗い物を出さないための工夫を、実体験を基にお話しします。

この記事でわかること

  • 車中泊の朝ごはんができるまでの流れ
  • シンクを使わない我が家の愛用品
  • 車内でカセットコンロを使うときのルール
  • 洗い物を出さないための工夫

車中泊の食事は「朝と夜は軽く、昼はしっかり」

はじめに、我が家の1日の食べ方から。

どこで何を
車内パンとコーヒー
出かけた先その土地の名物
車内温めるだけ

いちばん重きを置いているのはお昼です。せっかくその土地まで来たのだから、名物や評判のお店でしっかり食べたい。少しぜいたくをするのもお昼と決めています。

そのぶん、朝と夜は車内で軽く。

「お昼、あそこのお店に行ってみようか」

「じゃあ朝は軽めにしとこうか」

前の晩にこんな話をしながら、翌日の食事を決めていきます。

旅先のパン屋で買ったパンを並べた車中泊の朝ごはん
前日にパン屋さんで買ったパン。朝はこのくらい軽く済ませます

車中泊の朝ごはんは、この流れで作っています

我が家の朝は、ほとんどパンです。

食パンを持っていって網で焼く日もあれば、前日に旅先のパン屋さんで買ったパンをそのまま食べる日もあります。むしろ後者のほうが多いかもしれません。おいしいと評判のパン屋さんを見つけると、つい翌朝のぶんまで買ってしまうので。

お湯を沸かして、コーヒー豆を挽いて、パンを用意する。ここまでは夫がやってくれます。私はそのあいだに、フルーツを切ったりヨーグルトを出したり。自然と分担ができあがりました。

コーヒーは家から豆を持ってきて、飲む直前に挽いています。ここだけは、ゆずれません。

そして、少し多めに作っておくのが我が家のやり方です。日中のドライブにもコーヒーは欠かせません。余った分はポットに移しておきます。

ゆで卵は家で茹でてから、塩とセットで持っていきます。プラスチックの卵入れに4個か6個。これがあると朝ごはんが一気にしっかりします。

フルーツとヨーグルトも家から積んで、キャン太の冷蔵庫で冷やしておきます。

主役はこれ。高さ5cmの角ばったケトル

道具の話をするなら、まずこれから。燕三条のTSBBQ「スクエアケトル」です。

TSBBQのスクエアケトルをカセットコンロにのせたところ
高さ5cmの角ばったケトル。四角いぶん700ml入ります
キャンピングカーのキッチン上の収納棚に収まったTSBBQスクエアケトル
キッチン上の棚の下段に、すとんと。右の銀色がケトルです

一目惚れでした。

キャンプにも車中泊にも使いやすいケトルを、夫婦それぞれで探していた時期があります。ある日たがいに「これがいいんじゃない」と持ち寄ったら、まったく同じものでした。

「これ、いいと思ってた」

「私も」

その場で即決です。

品名TSBBQ スクエアケトル(TSBBQ-016)
サイズ160×160×51mm
容量700ml
重さ597g
素材ステンレス
熱源ガス、IH、炭火など

※2026年9月時点の情報です

気に入っているところを挙げると、こうなります。

  • 収納にぴったり収まる。高さが5cmほどしかないので、決まった場所にすとんと納まります
  • 700ml入る。四角いぶん容量に余裕があって、カップラーメンなら2つ分のお湯が一度に沸きます
  • きれいに注げる。コーヒーをドリップするとき、注ぎ口から垂れません
  • 乾きが早い。使ったあとに水気を切ってフタを開けておくと、朝ごはんを食べている間に乾いています

最後の乾きの早さは、洗い物を出したくない我が家にはありがたいところでした。

そして何より、見た目がいい。ステンレスの四角いフォルムがそのままでかっこよくて、出しっぱなしでも様になります。

正直に言うと、今うちの台所にあるケトルより高い買い物でした。それでも夫婦で「キャンプや車中泊を引退したあとも、これは家で使い続けると思う」と話しています。

車内でカセットコンロを使うときの、我が家のルール

火は車内で使っています。ただし、必ず守っていることが2つ。

  • 窓を開ける
  • 天井のマックスファンを回す

これは省きません。正直なところ、車内で火を使うのはこわいです。だからこそ、この2つはセットで習慣にしてしまいました。

マックスファンは、キャン太に最初から付いていました。キャンピングカーの標準装備になっていることが多いようです。

置く場所は、その日によって2か所です。

ふだんはダイネットのテーブル。ただ、朝ごはんの準備でテーブルの上が混み合ってくる日もあります。そういうときは、キッチン台の横にいつもは折りたたんでいる台を出して、その上で火を使います。

キッチン横の折りたたみ台に出したイワタニのカセットコンロ
テーブルが混み合う日は、キッチン横の台を出して使います

コンロはイワタニの「カセットフー タフまるジュニア」。ケース付きで、キャンプでもずっと使っているお気に入りです。

トーストを焼くのは、ユニフレームのトースト用の金網。網を直火にかけてパンをのせるだけですが、これがちゃんとおいしく焼けます。

ユニフレームの金網で食パンを焼く車中泊の朝ごはん
金網をコンロに直接のせるだけ。外はカリッと焼き上がります

正直な話。ガス缶を忘れてパンが焼けませんでした

道具の話をしておきながら、こんなこともありました。

阿蘇へ出かけたとき、前日にわざわざバターまで買っておいたのに、カセットガスを家から積んでくるのを丸ごと忘れていたのです。当然、火がつきません。

結局その朝は、焼かない食パンにバターを塗って食べました。これが生のままでも十分おいしくて、夫婦で笑ってしまったのですが。

▼そのときの話はこちらです→【道の駅 波野で車中泊して、阿蘇スカイライン展望所へ。雲海リベンジはまた秋に。】

今はNotionの持ち物リストにガス缶を入れて、出発前に必ず確認するようにしています。

▼そのリストを作ったときの話はこちらです→【2週間の車中泊旅の持ち物リスト】

洗い物を出さないための、我が家の工夫

ここがいちばん、我が家らしいところかもしれません。

シンクを使わないので、車内で食器は洗えません。だから最初から、洗い物が出ない形にしています。

コンビニのカップを、タンブラーにはめて使う

飲みものに使っているのは、STANLEYのタンブラーです。保温も保冷もきくので、コーヒーもお茶もこれ1つ。サーモスのカップも積んでいますが、朝に出てくるのは決まって赤いSTANLEYのほうです。

ただ、そのまま注ぐと洗い物になってしまいますよね。

そこで、コンビニなどで買ったプラスチックのカップを家で洗って取っておき、タンブラーにはめて使っています。飲み終わって汚れたら、その場で捨てるだけです。

STANLEYのタンブラーとコンビニのプラスチックカップ
左がSTANLEY、右がコンビニのカップ。これを組み合わせます
STANLEYのタンブラーにプラスチックカップをはめた状態
はめるとこのとおり。汚れたらプラカップだけ捨てます

できたての熱いコーヒーをそのまま注いだら、プラカップが熱で変形してしまいました。

今は、少し湯気がおさまるのを待ってから注いでいます。それだけで、最後まできれいな形のまま使えます。

思いつきで始めたことですが、いちばん効いているのはこの工夫かもしれません。

トーストは、エピキュリアンのまな板の上に

焼いたパンは、お皿ではなくまな板にそのままのせます。パンくずを払って拭けば片づくので、洗い物が1枚も増えません。

使っているのは、エピキュリアンのカッティングボードです。木の繊維を固めて作られたまな板で、薄くて軽いのに丈夫でした。熱にも強いので、食洗機にも入れられます。

もともとは、家で使っていたものでした。Mサイズを何年か使っていて、その使い勝手のよさに惚れ込んでいました。そのうちSサイズ(20.5×15.5cmほど)があると知って、車中泊とキャンプ用にちょうどいいのではと買い足したのです。

これが思っていた以上にちょうどよかった。キャンプのテーブルに出しても場所を取りませんし、キャン太のカトラリー収納ボックスにもきれいに収まります。省スペースはキャンピングカーの生命線なので、ここは大きな決め手になりました。

車のなかでは、トーストをのせるお皿がわりにも、フルーツを切るまな板にもなります。キャンプに行けば、本来のまな板として。1枚で何役もこなしてくれるので、これも洗い物を減らしてくれる道具でした。

お皿は、アルミホイルで包んでから使う

お皿を使う日は、アルミホイルで包んでから料理をのせます。食べ終わったら、ホイルを外して捨てるだけ。お皿は汚れていないので、そのまましまえます。

クロワッサンのように粉が落ちるパンでも、気にせず置けます。気づけば、これが我が家の定番になりました。

拭いて、アルコールで仕上げて、家で洗う

それでも使った食器やカトラリーは出ます。RVパークやキャンプ場に泊まる日は洗えますが、道の駅泊の夜は洗えません。

そういう日は、キッチンペーパーやトイレットペーパーで汚れを拭き取り、仕上げにアルコールで拭いておきます。ペーパー類はキャン太に常備。あとは自宅に帰ってから、まとめて洗うだけです。

正直、ここは面倒。でも、しかたないかなと思っています。シンクを化粧台にすると決めたときから、これはセットで受け入れたことでした。

食器は2人分だけ、キャンプと共用

食器やカトラリー、包丁までキャンプ道具と共用です。すべて2人分だけ。

  • キャプテンスタッグ キャンピング食器5点セット(M-7520)/14cmと12cmの鍋にフタ兼用のお皿が付いて、全部が重なって直径15cmに収まります
  • チャムスのシェラカップ/サラダやヨーグルトを入れるのにちょうどいい大きさです

車の道具と家の道具を分けないほうが、積み忘れも減りました。

車中泊の夜は温めるだけ。外には食べに出ません

夜は、ほとんど温めるだけです。

  • 家から持ってきたお惣菜や残りもの
  • 道の駅やコンビニで買ってきたもの

これをキャン太に備え付けの電子レンジで温めるだけ。夕飯にはよく使う設備で、キャンプで使う日もあります。

そもそも、夜に開いているお店がありません

道の駅やサービスエリアで車中泊をすると、夜に食べられるお店が近くにないこともよくあります。着いてから探しても、もう遅いのです。

だから我が家は、日中のうちに買っておくようになりました。おいしそうなお惣菜を見つけたら、その場で確保。見つからないまま夕方になったら、コンビニで買っておきます。

いつの間にか決まっていたルールです。

車のなかで食べるほうが、都合もいい

夜に外へ食べに出ないのには、ほかにも理由があります。

ひとつは、ダイネットでの家族会議。iPadで地図や口コミを見ながら、翌日の予定を決めていきます。どこへ寄るか、どこで泊まるか。お店ではなかなかできない相談なので、この時間はけっこう楽しいのです。

もうひとつは、翌朝が早いからです。我が家は早朝から動き出すのがルーティンになりました。道中も観光地も、混み合う前に動いたほうが気持ちよくまわれます。そのぶん、夜は早めに就寝します。

それに、お昼をしっかり食べた日は、夜にそれほどお腹がすきません。早めに軽く済ませるほうが、胃腸にもよさそうです。

レンジの使い方は、前と変わりました

以前はサブバッテリーで気軽に動かしていました。今は劣化が進んできたので、用心しています。外部電源につないでいるときに使うか、レンジを回す間だけエンジンをかけるか。

レンジ付きだから何も考えずに使える、とはいかないのが正直なところです。

▼キャン太の設備についてはこちらで詳しく紹介しています→【ファンルーチェ ウラルエイジアに3年半乗って分かった良い点・困った点】

お昼は、その土地のものを

朝と夜をここまで簡単にしているのは、お昼にちゃんと食べるためです。

その土地の名物、地元で評判のお店。行った先でしか食べられないものを選ぶようにしています。旅の記事でお店の話が多いのは、そういうわけです。

霧島の黒酢レストランで食べた黒酢のランチ
黒酢の産地・霧島で食べた黒酢のランチ。お昼はこうして、その土地のものを

▼この黒酢ランチのことは、鹿児島の旅の記事に書いています→【キャンピングカー車中泊 鹿児島旅①|桜島編】

まとめ|車中泊の食事で使っている愛用品

  • TSBBQ スクエアケトル(TSBBQ-016)/高さ5cm、700ml。収納にすとんと収まる
  • イワタニ カセットフー タフまるジュニア(CB-ODX-JR)/窓開けとマックスファンとセットで
  • ユニフレーム トースト用の金網(660072)/のせて焼くだけ
  • STANLEYのタンブラー/プラカップをはめて洗い物を出さない
  • キャプテンスタッグ キャンピング食器5点セット(M-7520)/2人分、キャンプと共用
  • エピキュリアン カッティングボード/お皿がわりにもまな板にも
  • チャムスのシェラカップ/サラダとヨーグルト用

道具を並べてみると、どれも洗い物を増やさないためのものでした。選んだときは意識していなかったのに、後から気づいたことです。

おわりに

車中泊の食事に、正解はないと思います。しっかり自炊を楽しむ方もいれば、我が家のように外で食べる楽しみに寄せる家もあります。

ただ、シンクが使えない車でも車中泊は続けられます。難しいことは何もしていません。洗い物を出さないと決めてしまえば、道具のほうが自然と決まってくるからです。

これから車中泊を始める方、食事をどうしようか迷っている方の参考になればうれしいです。

次回は、香川まで採寸に行って作ってもらったベッドのマットと、生地から買って自分で縫った目隠しのカーテンの話を。