道の駅 波野で車中泊して、阿蘇スカイライン展望所へ。雲海リベンジはまた秋に。[2026年7月の連休旅/後編]

阿蘇スカイライン展望所に停めたキャンピングカーと、眼下に広がる内牧の町
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こんにちは!

キャンピングカー歴約8年。愛車のキャン太との暮らしを楽しんでいる50代夫婦です。

前日に休みが決まって、行き先も決めないまま出発した2泊3日。

前回は標高1,000mのくじゅう長者原で車中泊をして、朝いちばんにタデ原湿原から雨ヶ池まで歩きました。

3連休の大渋滞をUターンした午後。

標高724.7mの道の駅 波野で過ごした夜。

そして阿蘇スカイライン展望所で食べた朝ごはん。

2泊3日の阿蘇・くじゅう車中泊の旅の後編です。

▼前編はこちらです→【真夏でもエアコン不要!くじゅう長者原で車中泊、タデ原湿原から雨ヶ池までトレッキング[2026年7月の連休旅/前編]】

何度も寄っていたのに、瀬の本レストハウスの2階は初めてでした

私たちにとって瀬の本レストハウスは、トイレ休憩と買い物の場所でした。

何度も立ち寄っているのに、2階のレストラン「雲の上レストラン店」に上がったのは今回が初めて。

上がってみると、想像以上に広い空間。

店員さんたちが積極的にサービスをされていて、困っている方に声をかけて手助けされていました。

店内も明るくて、快活な印象です。

私たちが頼んだのは、夏野菜カレーセットと三元豚のヒレかつセット。

登山をしてかなりおなかすいていましたが、ボリュームもありお腹いっぱい食べました。

瀬の本レストハウス「雲の上レストラン店」の夏野菜カレーセット
夏野菜カレーセット。2階に上がったのは今回が初めてでした

草千里へ向かったら、3連休の大渋滞。はまる前にUターン

おなかが落ち着いたところで、草千里経由で中岳の火口へ向かうことにしました。

ところが、途中から車が動かなくなります。

3連休の中日、しかも午後。

混むことは分かっていました。分かっていたつもりで、思っていた以上でした。

「このまま並んでても、渋滞の時間がもったいないよね」

そんな会話になりました。

阿蘇には、ほかにも景色のいいところがたくさんあります。

それなら、絶景を見ながらのドライブでもいいね。

はまり込む前に、Uターンしました。

Uターンしてすぐ左手に、米塚展望地

引き返してすぐ、左手に米塚展望地が見えてきました。

7月の米塚は、青々とした緑が美しく、その背後には外輪山が、さえぎるものなく広がっています。

車を停めては眺めて、走り出してからもまた眺めて。

7月の米塚。緑に覆われた米塚展望地からの眺め
7月の米塚。ふもとまで緑に覆われていました

「渋滞をUターンしたおかげで、この絶景が見れたし、これもまたOKだね」

旦那さんのこの一言、今回の旅をよく表していると思います。

阿蘇の外輪山と草原のパノラマ
手前に米塚、そしてその奥には外輪山が遮るものもなくきれいにみえます。

内牧温泉「湯の宿 入船」の家族風呂は5種類。選んだのは「王者の湯」

この日の立ち寄り湯は、内牧温泉にある「湯の宿 入船」にしました。

以前に一度、利用したことがあります。

こちらの家族風呂は5種類。

前回とは違うお風呂にしようと「王者の湯」を選びました。50分で1,800円です。

浴室に入ってなるほど!「王者」とはライオンのことでした。

ライオンの口から、温泉が出てきます。

湯の宿入船の家族風呂「王者の湯」。ライオンの口から出る温泉
湯船の右手に、ライオンの足跡。細かい演出にくすっと笑ってしまいました

昨日に引き続き、お湯は少し熱め。

脱衣室も浴室も、正直に言うと少し狭めです。

二人ならちょうどよいのですが、家族連れならもっと広い家族風呂のほうがいいかもしれません。

真夏の貸切風呂は、エアコンがないとつらい

これは季節の問題なのですが、貸切風呂にエアコンがありません。

熱いお湯の熱が脱衣所に充満して、湯上がりに涼むところがありません。

この時期なら、大浴場を選ぶ手もあったと思います。

逆に涼しい季節なら、この熱がありがたいはず。

よかったのは、脱衣所とは別にドライヤー付きの洗面所があったこと。

こちらはエアコンが効いていて、涼みながら身支度を整えることができました。

貸切風呂には50分の時間制限がありますが、部屋を出たあとにゆっくり支度ができる。

これは助かりました。

館内も清潔です。

じつはこのとき、私はもう頭が痛くなりはじめていました。

お風呂に入ればすっきりするかな、と思っていたのですが、そうはなりませんでした。

場所熊本県阿蘇市・内牧温泉
日帰り入浴13:00〜21:00(受付は20:00まで)
家族風呂5種類・各50分/予約不要
料金自然岩の湯1,700円/白鳥の湯1,800円/王者の湯1,800円/たまちゃんの湯2,000円/火山石の湯2,000円
公式サイトirifune-aso.jp
※2026年7月時点の情報です。おでかけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

温泉のあと、またパン屋に寄りました

入船からすぐ近くに「Bakery Genki」というパン屋さんがあります。

このあたりでは人気のお店だそうです。

着いたのは夕方。

棚に残っていたのは、食パンだけでした。

前日の「Danke」も、夕方に飛び込んで買えたのは食パン一斤。

2日続けて、同じことをやっています。。。

その食パンと、1食分の小さなバターを買いました。

明日の朝、焼いて食べよう。

そう話しながらお店を出ました。

このときはまだ、カセットガスを積んでいないことに気づいていません。

こちらのお店にはイートインのスペースがあって、カウンター越しに阿蘇の山々が見えます。

次は人気の塩パンとクロワッサンを、あそこで食べたい。

リベンジ確定です。

その日の夕飯を、食べそこねました

道の駅に着いたころには、頭痛がかなりひどくなっていました。

思い当たることがあります。

午前中のトレッキングです。

タデ原湿原から雨ヶ池までの道に、トイレはありません。

だから水分をあまり取らずに歩いていました。

たぶん、それがよくなかったんだと思います。

着いてすぐ、横になりました。

目が覚めたら、21時半過ぎ。まだ少し頭痛が残っていて、夕飯はそのままなし。

歯を磨いて、また寝ました。

宿を取っていたら、こうはいきません。

チェックインの時間があって、夕食の時間があります。

着いた場所でそのまま横になって、朝まで眠る。

体調をくずしたときに、マイペースで過ごせる。これはずいぶんありがたいことでした。

寝床は標高724.7m、道の駅 波野 神楽苑

この日の寝床をここに決めたのは、阿蘇のあたりでいちばん標高が高そうだったからです。

候補には、過去に何度か車中泊したことがある道の駅 阿蘇道の駅 あそ望の郷くぎのもありました。

ただ、どちらも標高がそれほど高くありません。

夜も暑いかもしれない、というのが引っかかりました。

しかも道の駅 阿蘇は、立ち寄ったときに大渋滞。

係員の方が臨時駐車場へ誘導しているほどでした。

その点、道の駅波野は観光客が比較的少なく、車中泊の車もこの日は10〜15台ほどでした。

夕方、日が出ているうちはまだ暑かったです。

それが日没とともに、すっと涼しくなりました。

前日の長者原は標高約1,000m。波野との差は約275mです。

標高が100m上がると気温は0.6℃ほど下がるので、計算のうえでは1.6℃ほどの違い。

長者原ほどではなかったですが、波野も十分涼しく、夜は静かですし、ぐっすり眠ることができました。

▼夏の車中泊とエアコンの話はこちらです→【キャンピングカーの夏車中泊、エアコン付きでも油断禁物!我が家のリアルな暑さ対策】

道の駅 波野・神楽苑への案内標識
道の駅 波野 神楽苑の売店とキャンピングカー
この日の寝床は道の駅 波野。車中泊する車も少なく、夜静かでした
道の駅 波野 神楽苑の鐘つき堂

泊まったのに、道の駅の中を見ていません

5時に起きて、6時前には出発。

前日は体調不良で寝ていたので、売店も神楽殿も見ることなく道の駅波野は去ることに。

ちなみに、すぐ近くのJR波野駅は九州でいちばん標高が高い駅なのだとか。

次は明るいうちに着いて、ゆっくり見てみたいと思います。

場所熊本県阿蘇市波野
標高724.7m
駐車場普通車299台/大型車12台/身障者用2台
トイレ24時間利用可
店舗・売店8:00〜18:00
レストラン11:00〜15:30(オーダーストップ15:00)
公園8:30〜17:00
※2026年7月時点の情報です。おでかけ前に公式の案内で最新情報をご確認ください。

3日目の目的は、絶景を見ながら朝ごはんを食べること

3日目の朝だけは、行き先が決まっていました。

阿蘇スカイライン展望所です。

阿蘇に来たときには立ち寄り率がかなり高い、私たちのお気に入りの場所。

ミルクロード沿いにあり、阿蘇五岳が寝釈迦に見える「阿蘇の涅槃像」まで見渡せます。

▼この涅槃像は、お気に入りのボイボイキャンプ場からも遠くに見えます→【お気に入りのキャンプ場|九重ボイボイキャンプ場で過ごす至福のひととき】

ここで朝ごはんを食べる。それだけが目的でした。

運がよければ雲海も見えるかも。そんなかすかな期待もありました。

6時前に道の駅波野を出発し、展望所までは30分ほど。

道中は霧がかなり濃くて、スピードを落として走りました。

濃い霧に包まれたミルクロード。対向車のライトだけが見える
対向車のライトで、やっと前が分かるほどの霧でした

展望所に着くと、すでに3台ほどの車が停まっていて、霧の中で写真を撮っている人がいます。

一眼レフを構えた、いかにも本気の方。

歯を磨いていた外国の方もいました。前の晩からここで車中泊していたのかな、と勝手に想像しています。

カセットガスを忘れて、パンが焼けませんでした

さて、朝ごはんです。

ここにきてやっと気づきました。カセットガスを積んでいません。

前の日にわざわざバターまで買ったのに、肝心のパンが焼けない。

「ご、ごめん。」

しかたなく、焼かずにバターを塗って食べました。

これが、生でも十分においしい。

前日にDankeでサービスしてもらったハードパンも残っていて、こちらも一緒に並びました。

キャンピングカーの車内テーブルに並べた朝ごはん
コンビニの焼き鮭に、家から持ってきたきんぴらごぼうにヨーグルト。パンはBakery Genkiのものです。

そして、前の晩に食べるはずだったきんぴらごぼうと鮭。

これをパンの上にのせて食べました。

和洋折衷というか、なんというか。

ヨーグルトにはちみつをかけたものも添えて、霧の阿蘇を眺めながらの朝ごはんになりました。

食パンに鮭ときんぴらごぼうをのせた朝ごはんと、霧の阿蘇
パンの上に鮭ときんぴら。これもなかなかのおいしさでした。

2週間の長期旅では持ち物をリストにしたのに、2泊3日だと油断してこれです。

持ち物リスト大事です!

▼そのときの持ち物リストはこちらです→【2週間の車中泊旅の持ち物リスト|2回の長期旅で分かった必要だったもの・いらなかったもの】

雲海は、また見られませんでした

霧は濃くなったり、晴れたり。

結局、雲海と呼べるものにはなりませんでした。

「またもや雲海が見れなかったね。雲海リベンジ何回目だろう」

「やっぱ秋に来なきゃね……」

阿蘇スカイライン展望所からの眺め。霧で一面まっ白
濃いときは、一面まっ白
阿蘇スカイライン展望所から見た、雲がかかった阿蘇の町
晴れるとこれくらい。雲海にはなりませんでした

夏に雲海を狙うのは、そもそも分が悪いようです

帰ってから調べて、納得しました。

阿蘇で雲海が出やすいのは10月から11月。

朝晩の冷え込みと日中との気温差が、いちばん大きくなる時期だそうです。

夏でも、梅雨明け直後や前の晩が雨の日には出ることがあります。

ただ天候が不安定で、確率は下がる。

そしてもうひとつ。

夏は霧と雲海の境目があいまいになって、視界だけが悪くなることが多いのだそうです。

まさに、私たちが見たあれでした。

運が悪かったのではなく、条件のほうがそろっていなかったわけです。

去年の夏は、竹田城跡でも雲海を見られませんでした。

2年続けて同じ挑戦をして、同じところでつまずいていたことになります。

秋に行きます。

▼竹田城の雲海に挑んだときの話はこちらです→【天空の城・竹田城の雲海を求めて立雲峡へ。霧の早朝登山と城崎温泉【2025年8月の旅⑤】】

窓を開けたら、二人とも1時間眠ってしまいました

朝ごはんを食べ終えて、時計を見るとまだ7時過ぎ。

窓を開けると風が通って、涼しい。

そして、おなかが満たされ、朝が早かったこともあり、眠くなってきました。

少し横になろうか、と話して。そして、気がついたら1時間以上たっていました。

展望所の駐車場で二度寝ができる。

これはキャンピングカーの特権だと思います。

帰り道も、ミルクロードからやまなみハイウェイで

「なるべく絶景を見ながら帰りたいね」

そう話して、遠回りの道を選びました。

ミルクロードからやまなみハイウェイへ。

くじゅう方面へ抜けて、瀬の本を通って、初日に泊まった長者原の前を過ぎます。

2日前に通った道を、逆から走る。

同じ景色でも、方向が変わると違う場所のように見えました。

いつか渡りたい、九重夢大吊橋

そのまま九重夢大吊橋の方面へ。

ここ、私はいつか渡ってみたいのです。

でも旦那さんが高所恐怖症で、いまだにOK出ず。。。

今回も看板を横目に通過です。

九酔渓のヤマメ料理で締めました

お昼どきにたどり着いたのが、九酔渓です。

紅葉の時期はかなり混むところですが、7月は静かでした。

ここの「やまめ料理専門店 渓流の味 たなべ」でヤマメをいただきました。

自家養殖のやまめを、塩焼きや姿揚げ、刺身で出してくれるお店です。

これがすごくおいしくて、また立ち寄りたいお店になりました。

やまめ料理専門店「渓流の味 たなべ」の外観
渓流の味たなべの、やまめの塩焼き定食
渓流の味たなべの、やまめの刺身セット
自家養殖のやまめ。刺身でも出してくれます
所在地大分県玖珠郡九重町大字町田栗原3684
電話0973-79-3360
営業時間10:00〜17:00(オーダーストップ16:30)
定休日火曜(不定休あり・電話確認が確実)
料理自家養殖のやまめを塩焼き・姿揚げ・刺身で
※2026年7月時点の情報です。おでかけ前に最新情報をご確認ください。

このあと九重ICから高速に乗って、家に着いたのは16時ごろでした。

2泊3日を振り返って

  • 3連休の午後の観光地は、はまり込む前に引き返すのが正解だった
  • Uターンした先に、米塚展望地と外輪山の絶景があった
  • 道の駅 波野は標高724.7m。日が沈むと、すっと涼しくなった
  • 観光客が少なくて、夜が静かだった
  • トイレのない山道で水分を控えたら、夕方に頭痛でダウン。夕飯を食べそこねた
  • 着いてすぐ横になって朝まで眠れるのは、車中泊のありがたいところ
  • カセットガスを忘れてパンが焼けなかった。生でも十分においしかった
  • 夏の雲海は分が悪い。次は秋に

阿蘇は、どこを切り取っても絶景でした

前日に休みが決まって、行き先も決めずに出発した2泊3日でした。

草千里には行けませんでした。雲海も見られませんでした。

それでも、米塚と外輪山の絶景があって、静かな道の駅の夜があって、霧の中の朝ごはんがありました。

阿蘇には、行ける場所がいくつもあります。

こちらがだめなら、あちらへ。

そうやって選び直した先に、思いがけない景色がありました。

夏のおでかけ先に迷っている方の参考になればうれしいです。

▼この旅の前編はこちらです→【真夏でもエアコン不要!くじゅう長者原で車中泊、タデ原湿原から雨ヶ池までトレッキング[2026年7月の連休旅/前編]】

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