旧海軍兵学校の見学はガイドさんの案内に感動|予約なし・無料の90分と、呉の港で車中泊【2026年シルバーウィークの旅③】

旧海軍兵学校 幹部候補生学校の赤レンガの回廊 旅

こんにちは!キャンピングカー歴約8年。愛車のキャン太との暮らしを楽しんでいる50代夫婦です。

シルバーウィークに山口と広島を4泊5日でめぐった旅、3回目のお話。3日目は錦帯橋を出発して、広島県の江田島と呉へ向かいました。

じつは旅の前まで、江田島に旧海軍兵学校があることも、見学できることも知りませんでした。呉の観光を調べているうちに見つけた場所です。

ところが行ってみると、見学者は100人ほど。ガイドさんの90分の案内に、夫婦そろってすっかり引き込まれました。

この記事では、旧海軍兵学校の見学の流れと、江田島のランチ、呉の港で車中泊した駐車場の様子を、実体験をもとにお話しします。

この記事でわかること

  • 旧海軍兵学校の見学方法(予約なし・無料・ガイド付き90分)
  • 車で行くときの注意点(受付時間まで駐車場に入れない)
  • 江田島の人気店「島の台所 旬彩」のランチ
  • 呉中央桟橋ターミナルの駐車場で車中泊した様子

▼シリーズ一覧

①山口市編
②錦帯橋編
③江田島編(この記事)
④呉編(近日公開)
⑤秋吉台編(近日公開)

錦帯橋から江田島へ|広島の高速で迷ってしまった

降りなくていいところで、高速を降りてしまった

岩国を出たのは8時50分ごろ。目指すは、江田島で人気のお店「島の台所 旬彩」。11時のオープン前に着く予定でした。

広島には前にも来たことがあります。でも、呉方面は初めて。高速の道がわかりづらく、何度か迷ってしまいました。

とうとう、降りなくていいところで高速を降りてしまいます。今度はどこから乗ればいいのかわからない。ナビに使っているGoogleマップと、しばらく格闘しました。

おまけに、降りた先でちょっとした渋滞にもつかまってしまいます。

音戸大橋と早瀬大橋を渡って江田島へ

江田島へは、橋を渡って車で入りました。まず音戸大橋を渡って倉橋島へ。そこから早瀬大橋を渡って江田島へ。車だと、ぐるっと大回りするルート。

倉橋島へ渡る音戸大橋
赤い音戸大橋を渡って倉橋島へ

この日、旧海軍兵学校ではフェリーで来ている人もたくさん見かけました。

調べてみると、この日の夜に車中泊した呉中央桟橋から、江田島の小用港まではフェリーで約20分。運賃は大人片道490円です。小用港からは、学校の近くまでバスも出ています。車だと大回りになるので、呉に車を停めてフェリーで渡るのも、意外とラクかもしれません。

▼呉-江田島(小用) 時刻表・料金表(瀬戸内海汽船)

江田島ランチ「島の台所 旬彩」|40分待っても食べたかった

お店に着いたのは11時10分ごろ。店先には、すでに十数人の行列ができていました。

「高速で迷って降りてなければ…」

二人で失敗を嘆きながら、名前を書いて順番を待ちます。待ったのは40分くらい。

私は旬彩ランチ、夫は刺身定食をいただきました。

江田島「島の台所 旬彩」の旬彩ランチ
旬彩ランチ。ご飯の量は多めでしたが、ペロッと完食

どれもおいしくて、ご飯の量は多めでしたが、ペロッと完食。お味噌汁や天ぷらまで満足の味で、中でも気に入ったのがかき揚げです。

島の台所 旬彩のかき揚げ
いちばん気に入ったかき揚げ

「待った甲斐あったね」

食べながら、そう話していました。

旧海軍兵学校の見学|予約なし・無料でガイド付き90分

旧海軍兵学校の見学の基本

項目内容
現在の名前海上自衛隊第1術科学校(旧海軍兵学校)
予約不要(50名以上の団体は事前連絡)
料金無料
受付見学開始の30分前から正門で。受付用紙に名前などを記入し、見学者の札をつける
見学時間(土日祝)9:30/11:15/13:30/15:15開始。各約90分
見学時間(平日)11:15/13:30/15:15開始。各約90分
撮影教育参考館(資料館)の中は撮影禁止。それ以外はOKだった
歩く距離約1.5km。途中で帰ることは原則できない
服装歩きやすい靴で。タンクトップ・短パン・サンダルは控える
駐車場一般駐車場(無料)
公式サイト海上自衛隊第1術科学校 見学案内

※2026年9月時点の情報です。学校行事や訓練で見学が中止になる日もあるので、おでかけ前に公式サイトで見学日程をご確認ください。

車は受付時間にならないと入れなかった

私たちが参加したのは、13時30分からの回です。

12時45分ごろに車で着いたのですが、まだ中には入れず、ほかで時間をつぶしてくるよう案内されました。受付が始まるのは、見学開始の30分前の13時から。車も、その時間にならないと駐車場に入れないようでした。

島を車で少しまわってから、13時をめがけて学校へ戻りました。

すると正門には、フェリーとバスを乗り継いで来た方たちの行列が、もうできていました。

海上自衛隊第1術科学校(旧海軍兵学校)の正門

見学者は100人ほど

この日の見学者は、100人近くいたのではないでしょうか。シルバーウィークまっただ中のお昼だったので、特に多かったのかもしれません。

それでも、ふだんは入れない場所を見られる機会。好奇心をくすぐられる人が多いのも、うなずけました。

旧海軍兵学校の大講堂に入っていく見学者の列

30度超えの屋外で、ガイドさんの声が最後まで届いた

見学は、たっぷり90分。最初から最後まで、ガイドさんがついて案内してくださいます。

海軍や学校の歴史、建物ひとつひとつの説明、今の学校がどう使われているか。ユーモアを交えながら、わかりやすく話してくださいました。

この日の気温は30度超え。ずっと屋外で、100人ほどの見学者に向けて、よく通る声で説明が続きます。

途中で何度かある質問の時間にも、スラスラと詳しく答えてくださるのには驚きました。

「このガイドさん、すばらしいね」

夫とずっとそう言いながら、ついて回りました。正直、有料でもいいくらいの内容です。

入口が2つある、白い大講堂

最初に案内されたのは、卒業式などの式典が行われる白い建物、大講堂です。

旧海軍兵学校の大講堂
格式の高い人だけが通れる入口

この建物には、入口が2つあります。片方は、格式の高い人しか通れない入口なのだそう。こういうこだわりに、規律の厳しい軍という組織らしさを感じました。

私たちは、もう一方の入口から中に入って見学しました。

旧海軍兵学校の大講堂の中

赤レンガの幹部候補生学校と「同期の桜」

赤レンガの建物は、幹部候補生学校の建物です。NHKドラマ『坂の上の雲』の撮影にも使われた場所なのだとか。たしかに、そう言われて納得の、情緒ある建物がいくつも並んでいました。

赤レンガの幹部候補生学校庁舎

幹部候補生学校には、歌で知られる「同期の桜」の桜もありました。

幹部候補生学校庁舎にある同期の桜の桜
歌で知られる「同期の桜」の桜

お気に入りの廊下は、ガイドさんおすすめの撮影スポット

私がいちばん好きだったのは、赤レンガの建物の、中庭が見える廊下です。まるでタイムスリップしたかのような空気が流れていました。

じつはここが、見学ルートの「ここぞ」という撮影ポイント。ガイドさんが、写真の撮り方までレクチャーしてくださいました。

教わったとおりに撮ったのが、この1枚です。

旧海軍兵学校 ガイドさんおすすめの撮影スポットの回廊
ガイドさんに教わったとおりに撮った1枚

見学が終わったのは15時ごろ。私たちが知らなかっただけで、人気の場所なのかもしれません。それでも、もっと多くの人に知ってほしい場所だと、心から思いました。

アレイからすこじま|潜水艦が並ぶ呉の港

江田島をあとにして、呉のアレイからすこじまへ。駐車場は少し離れた坂の上にあり、そこから歩いて5分ほどです。

アレイからすこじまから見た護衛艦と潜水艦

目の前には、海上自衛隊の艦船や潜水艦が何隻も停泊しています。これだけの数が並ぶ景色は、ほかではなかなか見られないのでは?

ただ、私はもっと近くで見られると思っていました。期待が大きすぎたのか、思っていたより少し遠くから眺める感じでした。

あとで調べてみると、アレイからすこじまから歩いて1分ほどの海上自衛隊呉基地で、護衛艦の艦内を見学できる一般公開があるとのこと。無料ですが事前応募の抽選で、日程は前の月に公式サイトで発表されます。

基地の中へは車で入れないので、呉市のサイトでは、近くのアレイからすこじまの駐車場やバスの利用が案内されています。

▼艦艇一般公開(呉市)

▼見学のご案内(海上自衛隊呉地方隊)

明神湯|昭和の雰囲気が残る銭湯で汗を流す

駐車場は、隣のコインパーキングへ

明神湯の駐車場は2か所あります。屋根付きで2台ほど停められるところと、少し離れたところにある専用駐車場です。

屋根付きのほうは、キャンピングカーではもちろん停められず、そもそも満車。離れた専用駐車場も、いっぱいでした。

結局、細い道をはさんだ隣のコインパーキングに停めました。料金がさほど高くなかったのは助かりました。

▼キャンピングカーの駐車場探しについては、こちらにまとめています

駐車場の料金トラブルの記事はこちら

呉の銭湯「明神湯」の入口

お風呂の種類が多い、昭和の銭湯

入浴料は500円で、支払いは現金のみでした。町の常連さんが多く、混み合っています。

建物の外見は古いものの、お風呂はきれいで清潔感があります。打たせ湯、ジェットバス、高温風呂、電気風呂、水風呂、薬草風呂、スチームサウナと、種類も豊富。地元の人たちに愛されている理由が、よくわかります。

シャンプーやリンス、石けんは置いておらず、シャワーも固定式です。それでも困らなかったのは、前もって調べて、ひととおり持って入ったから。

昭和の銭湯の雰囲気が漂う、いい立ち寄り湯でした。

呉中央桟橋ターミナルの駐車場で車中泊

最初の駐車場から、移動することに

最初は、大和ミュージアムの横にある駐車場に停めました。

ところが、ここは駐車料金に上限なし。近くのトイレには若い人たちが集まっていて、安全面も少し気になりました。

いったん出て、すぐそばの呉中央桟橋ターミナルの駐車場へ移動。こちらは24時間まで最大1,200円です。

トイレはフェリー乗り場で

トイレは、フェリー乗り場のものを借りました。夜中は使えないだろうと思ったので、夕飯もトイレも早めに済ませて、この日は早々に寝ました。

夕飯は、明神湯の帰りにスーパーで買ったお惣菜。キャン太の中でいただきました。

スーパーのお惣菜でキャン太の夕飯
明神湯の帰りに買ったお惣菜で夕飯

朝まで停まっていた車は数台

朝まで停まっていた車は数台でした。車中泊らしい車もありましたが、フェリーで出かけていて停めているだけの車もあったと思います。

「車中泊禁止」の看板は探しましたが、見当たりませんでした。ただ、公式に車中泊OKとされている場所ではない点には注意。ゴミは持ち帰り、夜は静かに過ごすなど、マナーを守って利用したいですね。

▼車中泊の食事で使っている道具は、こちらにまとめています

車中泊の食事に欠かせない愛用品の記事はこちら

今回のお気に入りポイント

  • 待った甲斐があった、旬彩のかき揚げ
  • 30度超えの中、90分案内してくださったガイドさん
  • タイムスリップしたような、赤レンガの建物の中庭が見える廊下
  • お風呂の種類が多い、昭和の雰囲気の明神湯

旧海軍兵学校を見学してみて

高速で迷って、人気店のオープンにも間に合わず。出だしはつまずいた1日でした。

それでも、知らずに訪れた旧海軍兵学校で、すっかり心をつかまれました。予約なし・無料で、ガイドさんが90分ていねいに案内してくださる。こんな見学地があるとは思ってもいませんでした。

見学のあとは銭湯で汗を流し、港の駐車場でそのまま休む。宿のチェックイン時間を気にせず動けるのは、キャンピングカー旅のありがたいところです。

車で行く場合は、受付が始まる見学開始30分前まで駐車場に入れなかった点だけ、気をつけてください。時間に余裕をもって行くのがおすすめです。

江田島や呉への旅を考えている方の参考になればうれしいです。

次回は、4日目の呉のお話。

▼次の記事:④呉編(近日公開)

今回立ち寄った場所の情報

項目内容
島の台所 旬彩江田島市江田島町江南1-2-16。昼11:00〜14:00(ラストオーダー13:30)。定休日は水曜・第3火曜(※ネット情報)。私たちは11時10分ごろ着で約40分待ち
アレイからすこじま駐車場は無料。少し離れた坂の上にあり、歩いて5分ほど
艦艇の一般公開アレイからすこじまから歩いて1分ほどの呉基地(Fバース)で、護衛艦の艦内を公開(潜水艦の公開はなし)。無料・事前応募の抽選。日程は前月に公式サイトで発表。写真付き身分証が必要。基地内は車の乗り入れ不可
明神湯入浴料500円(現金のみ)。シャンプー・石けんの備え付けなし。専用駐車場は満車で、隣のコインパーキングを利用
車中泊した駐車場呉中央桟橋ターミナルの駐車場。24時間まで最大1,200円。トイレはフェリー乗り場のものを利用(夜中は使えないと思い、早めに済ませた)

※2026年9月時点の情報です。営業時間や料金は変わることがあるので、おでかけ前に最新情報をご確認ください。