城崎温泉の朝風呂と大山の夕日。道の駅阿武町で締める2週間の車中泊旅【2025年8月の旅⑥・完結】

こんにちは!キャンピングカー歴約8年、愛車のキャン太と旅する夫婦です。

2025年8月、九州を出発して14日間。

たくさんの景色に出会い、思いがけない出来事もあった今回の旅。

前回は天空の城・竹田城を霧にはばまれたところまでお話ししました。

この記事では、いよいよ旅の最後の4日間をお届けします。

城崎温泉の朝風呂で始まり、日本海沿いを西へ。山陰地方の実家に立ち寄って、最後は山口の道の駅で車中泊しました。この記事では、2週間の旅の最後の4日間をお話しします。

透きとおった日本海と岩場
帰り道は日本海沿いをひたすら西へ走ります。透きとおった海が、旅の後半を彩ってくれました。

※前回の記事はこちらです→【天空の城・竹田城の雲海を求めて立雲峡へ。霧の早朝登山と城崎温泉【2025年8月の旅⑤】】

朝5時半に出発。城崎温泉の朝風呂へ(11日目)

前夜は道の駅神鍋高原で車中泊。翌朝は5時半に出発して、もう一度城崎温泉へ向かいました。

道の駅神鍋高原に停まったキャンピングカー
道の駅神鍋高原で車中泊。ここを朝5時半に出発しました。

道中、朝霧の中、朝日が上がってくるのを車から眺めます。早起きしないと見られない幻想的な景色です。

車から眺めた朝日
道中、車から眺めた朝日。幻想的な風景でした。

道中で見つけた「カバンストリート」

走っていると、おもしろいアーケード街の前を通りかかりました。カバンストリートです。

「ちょっと戻ってもらっていい?」

旦那さんに頼んでUターン。もう一度ゆっくり通ってもらって、車の中からさらっと観光。
途中、私だけ車を降りて、写真も撮らせてもらいます。

城崎温泉のある豊岡市は、カバンの生産量が日本一の町。カバンの自動販売機まであって驚きました。朝風呂の前に、思いがけない寄り道ができました。

カバンストリートのカバンのモニュメント
カバンの生産量日本一の豊岡市。石でできた大きなカバンのモニュメント。
カバンストリートの自動販売機
カバンストリートにあった自動販売機。

楽しみにしていた滝が、まさかの故障中

7時の一番風呂は「御所の湯」に決めていました。有名な「一の湯」と最後まで迷ったのですが、滝が流れる広々とした露天風呂に惹かれて、今回は御所の湯へ。

城崎温泉 御所の湯の外観
7時の一番風呂は御所の湯へ。

前日は駐車場と道幅にあれだけ苦労した城崎温泉も、この時間ならガラガラです。どうしても一番風呂に入りたくて、オープン前に到着。無事に一番乗りで入ることができました。

御所の湯の入口横の池と蓮の花
入口の横には蓮の咲く池。朝の静けさが心地よい。

ところが、露天風呂に出た瞬間、思わず「あれ?」となりました。
楽しみにしていた滝が、流れていない。
よく見ると「滝故障中」と書いてありました。

お風呂から上がって旦那さんと合流するなり、二人で同じことを言い合いました。

「滝が故障中って!?」

とはいえ、御所の湯そのものはよかったです。館内は清潔感があり、露天風呂は広々としていてゆったり入れました。

お湯は少しぬるめ。真夏のこの時期にはちょうどよくて、のぼせずに長く入っていられました。

入浴料は800円。貴重品入れも脱衣所のロッカーもコイン不要なのは、地味にうれしいところです。

有名な一の湯は、また今度。城崎にもう一度来る理由ができました。

城崎温泉の大谿川と柳の街並み
朝の城崎温泉。川沿いに柳が揺れる、風情ある温泉街です。

日本海を西へ。海辺で食べたパンの朝食

城崎温泉をあとにして、日本海沿いを西へ西へ。景色がよくて車が停めやすい場所を選んで、朝食タイムにしました。

前日、城崎のパン屋さんで買っておいたパンを広げます。天気がよく、海が輝いている。食べる場所を自分で選べるのが、車中泊旅のいちばんの贅沢かもしれません。

車窓の日本海と朝食のパン
景色のいい海辺で朝食。前日に城崎で買ったパンを広げました。食べる場所を自分で選べるのが、車中泊のいちばんの贅沢。

兵庫から鳥取へは、ずっと日本海を眺めながらの道のりです。
車も民家も少なく、とにかく海がきれいでした。

兵庫から鳥取へ続く日本海の海岸
青い空と透明感のある海がただただきれいでした。

湯梨浜町の「Lily Casa」。予約の電話をしておいて助かった

お昼は鳥取県湯梨浜町のカレー屋さん「Lily Casa」へ。ここも口コミを頼りに選んだお店です。

着いてみると、口コミどおりの人気店で席は満席。
少し前に予約の電話を入れておいたので、少し待っただけで入れました。

地元の食材を使った湯梨浜カレーがおいしくて、待った時間はすぐに帳消しです。

旅先の人気店は、思いつきで入ろうとすると入れないことが多い。

人気店へ行くときは、向かう途中で1本電話を入れておく。
それだけで旅がぐっとスムーズになります。

Lily Casaの湯梨浜カレー
地元食材を使った湯梨浜カレー。待った甲斐のある一皿でした。

大山の県営駐車場で車中泊。夕日と豪円湯院

青空の大山の山容
どっしりとした大山。夏でも涼しく、車中泊にぴったりの場所です。

この日の車中泊は大山(だいせん)です。
前の年の夏休みをふくめて、これまでに何度も泊まっているお気に入りの場所。

いつも停めるのは県営大山駐車場です。標高があるおかげで夏でも涼しく、エアコンをつけずに眠れます。この日はよく晴れていて、夕日もきれいに見えました。

大山から眺めた夕日と遠くの日本海
県営大山駐車場から見た夕日。遠くに日本海も見えました。
夕暮れの大山ナショナルパークセンター
日が沈むころの大山ナショナルパークセンター。

豪円湯院は、お風呂上がりの楽しみが多い

駐車場のすぐそばに「豪円湯院」があります。大山寺の参道沿いにあり、登山客の利用も多い温泉です。モンベル会員とJAF会員は入浴料が少し割引になります。
我が家はモンベル会員なので、いつも少し安く利用させていただいています。

ここはお風呂以外の楽しみが多い温泉です。
受付でソフトクリームが買えるので、湯上がりに食べている人をよく見かけます。お風呂の前後には、還元水や源泉水も飲めます。これが目当てで通う人もいるほど。
豆腐や豆乳も売っていて、こちらもおいしいです。

大山で迎えた朝、キャン太の車内朝食
翌朝は大山で。遠くに山を眺めながら、車内でゆっくり朝食をとりました。

山陰地方の実家へ。お盆の会食(12日目)

翌日は山陰の実家に立ち寄りました。ちょうどお盆の時期で、みんな帰省しています。
久しぶりに顔をそろえて、みんなで会食。楽しいひとときを過ごしました。

実家に泊まるときも、寝るのはキャン太の中です。布団の用意をお願いしなくていいので、気軽に立ち寄れます。

帰り道はあえて高速を使わない。道の駅阿武町でラストの車中泊(13日目)

実家に1泊して、いよいよ九州へ向かいます。

実家から帰るとき、時間に余裕があれば高速は使いません。下道を走って、お気に入りの道の駅に寄りながら帰ります。この日立ち寄ったのは、山口県の「道の駅阿武町」でした。

道の駅阿武町の時計塔
「全国道の駅発祥の地」。お気に入りの道の駅阿武町。

ここも温泉が併設されています。
日本海温泉「鹿島の湯」は入浴料600円で、サウナ込みの値段です。

そして何といっても、ここから見る夕日もきれい。温泉に入りながら日本海に沈む夕日を眺められます。

キャンプ場も併設されていて、こちらはいつも満場。
私たちもいつか利用してみたいと思っています。

道の駅阿武町から見た日本海に沈む夕日
道の駅阿武町の夕日。海に沈んでいく太陽に見とれました。

この日は暑かったので、RVパークを利用してエアコンをつけて車中泊しました。
エアコン付きのキャンピングカーでも、真夏は電源の確保とセットで考えないと眠れません。そのあたりの話はこちらです→【キャンピングカーの夏車中泊、エアコン付きでも油断禁物!我が家のリアルな暑さ対策】

道の駅阿武町RVパークの電源設備
RVパークの電源は定額1,000円。暑い夜はエアコンをつけて車中泊しました。

旅もいよいよ終わりが近づいてきました。

「もう終わってしまうんだな」

そう思うと、なんともさみしい気持ちになります。

道の駅阿武町RVパークの朝日
RVパークで迎えた朝。旅もいよいよ最終日です。

関門橋を渡って、2週間の旅が終わった(14日目)

6時前に目が覚めると、外はもう明るく、太陽が顔を出しつつありました。

この日は帰るだけ。ゆっくり朝食の時間を取って、車内でパンを焼いていただきました。
9時前に道の駅阿武町を出発します。

お昼前に関門橋を渡って、九州へ。
古賀サービスエリアに立ち寄って、お昼をいただきました。

「地元なだけに、普段は寄らないよね」

そう言いながらの昼食が、なんだか新鮮でした。
こうして、私たちの2025年8月の旅が終わりました。

古賀サービスエリアのランチ定食
九州に入って古賀SAでお昼。地元なだけに普段は寄らない場所での食事が新鮮でした。

この4日間の基本情報

施設情報
御所の湯(城崎温泉の外湯)入浴料800円/7:00〜23:00(最終受付22:30)/木曜休(祝日の場合は営業)。外湯で唯一の全面露天風呂
Lily Casa(鳥取県湯梨浜町)ランチ10:00〜15:00/ディナー17:30〜20:30/火曜休。人気店なので予約がおすすめ
大山 火の神岳温泉 豪円湯院入浴料790円/11:00〜18:00/水曜休。モンベル会員・JAF会員は割引あり
道の駅阿武町 日本海温泉「鹿島の湯」入浴料600円(サウナ込)/平日10:00〜21:00(最終受付20:30)/水曜休。RVパーク・キャンプ場併設

※2026年7月時点の情報です。料金や営業時間は変わることがあるので、おでかけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

まとめ:帰り道の4日間で心に残ったこと

  • 城崎温泉「御所の湯」は滝が故障中。でも広々とした露天風呂は真夏でも快適。
  • 日本海を眺めながらの朝食は、車中泊旅ならではの贅沢。
  • 大山は真夏でも涼しくエアコンいらず。
  • 豪円湯院は湯上りの楽しみもあり。
  • 帰り道は高速を使わず、道の駅阿武町で夕日と温泉を満喫。

旅は終わっても、次の目的地が増えていく

2週間の旅を振り返ると、見られなかった景色まで思い出として浮かんできます。
初日の富士山、竹田城の雲海、そして最後は御所の湯の滝。

そして、旅に出るたび、不思議と行きたい場所が増えていきます。

「また来よう」
「今回は時間がなくて通り過ぎたけれど、次は絶対に立ち寄ろう」
そんな場所が、この2週間でいくつも増えました。

私たちには、まだまだ知らない魅力的な場所が日本中にたくさんあります。

2週間もの長期の旅ができるのは次は何年後か分かりませんが、この旅を思い返しては元気をもらって、また次の旅を思いめぐらしたいと思います。

長い旅の帰り道は、意外と気が重いものです。

「もう終わってしまうんだな」

そんな気持ちになりながらも、車中泊なら好きな道の駅に立ち寄り、自分たちのペースで少しずつ日常へ戻ることができます。

それもまた、キャンピングカー旅ならではの楽しみなのかもしれません。

これから長期の車中泊旅を考えている方に、この旅の記録が少しでも参考になればうれしいです。

▼2025年8月の旅シリーズはこちら