こんにちは!キャンピングカー歴約8年。愛車のキャン太との暮らしを楽しんでいる50代夫婦です。
7月の3連休、直前まで行き先が決まっていませんでした。
旦那さんの仕事が入る可能性があって、「どこか行きたいね」と話しながらも決められずにいたからです。
休みが取れると分かったのは、前日。
そこから2泊3日で、久住・阿蘇方面へ出かけることにしました。
この記事では、標高1,000mの長者原で車中泊をした1日目と、翌朝のタデ原湿原トレッキングをお話しします。
前日に「休めるよ」。行き先は車の中で決めました
出発は翌日のお昼ごろ。
行き先は、まだ決めていません。
方向だけ決めて走り出して、車の中で「どこに行く?」の家族会議になりました。
決め手は、7月という季節でした。
とにかく涼しいところで寝たい。
それなら標高の高いところを選ぼう、という話になりました。
宿を予約していたら、こんな決め方はできません。
前日に休みが決まって、その日に出発して、走りながら行き先を決める。
キャンピングカーのいちばんありがたいところは、たぶんここです。
玖珠の道の駅で、7mの赤鬼と桃太郎が向かい合っていた
高速を玖珠インターで降りて、すぐのところにある「道の駅 童話の里くす」で遅めのランチにしました。
ここで気になっていたのが、大きな赤鬼です。
大分道を走っていると、玖珠インターの近くで見えてくるあの赤鬼。
この道の駅からも、同じ赤鬼が見えます。


高さ約7mの赤鬼は、大分道開通を機に建てられた玖珠町のシンボル。
ここは鬼の伝説が残る町で、「日本のアンデルセン」と呼ばれた久留島武彦の出身地でもあります。
だから「童話の里」なんですね。
よく見ると、この赤鬼は道の駅にいる桃太郎一行と向かい合っているように見えました。
桃太郎、キジ、サル、犬。
鬼と桃太郎が向かい合っていると思って見ると、ちょっと面白い。
こういうプチ発見があると、通り過ぎるだけだった場所が記憶に残ります。
土日祝限定の御膳は売り切れ、パン屋は閉店
レストランで目に留まったのは、土日祝限定の豊後牛飯御膳。
おいしそうだったので頼もうとしたら、すでに売り切れでした。
そこで豊後牛焼肉定食にしました。

もうひとつ残念だったのが、併設のパン屋さんです。
翌朝、車の中で食べる朝食用にパンを買うつもりでいました。
ところが、お昼を食べている間に閉店していて買えませんでした。
どうしてもパンをあきらめきれず、そこからパン屋巡りが始まりました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アクセス | 大分自動車道 玖珠IC すぐ |
| 店舗・売店 | 8:00〜18:00 |
| レストラン | 11:00〜15:30(オーダーストップ15:00) |
| 公園 | 8:30〜17:00 |
| 見どころ | 高さ約7mの赤鬼像(1996年建立)、桃太郎一行の像 |
翌朝のパンを買うために、3軒まわりました
道の駅から数分のところにある、大好きなパン屋さん「bakery café Humpty Dumpty」へ立ち寄りました。
こちらは何を食べてもおいしい、イートインもできる人気店。
しかし、着いた時間にはすでにパンは完売、また買えませんでした。
これで2軒。
3軒目に飛び込んだ「Danke」
そこで、通りかかった「Danke」というパン屋さんに飛び込みました。
ご夫婦でやっているお店で、私たちは初訪問です。
昔はハムのお店の隣にあって、今は国道387号沿いの小さなお店に移転しています。
こちらも人気店らしく、棚はほとんど空。
わずかに残っていた、かんきつを練り込んだ食パンを一斤だけ買えました。
会計をしていたら、店主さんがハードパンをスライスして持ってきてくれました。
「オリーブオイルに漬けて食べるとおいしいですよ」
人よさげで、ふんわりした雰囲気の店主さん。
パン屋を3軒まわって、買えたのは食パン一斤。
効率は悪いです。でも、また伺いたいお店が1軒増えました。
ちなみに家からバナナとゆで卵を持ってきていたので、翌朝の朝食はこれで足りました。
岳の湯・地獄谷温泉 裕花は、家族風呂が離れに点々と
寝床に向かう前に、立ち寄り湯へ。
小国町にある「岳の湯・地獄谷温泉 裕花」です。
以前にも来たことがあります。

こちらの家族風呂は、離れが点々と散らばっています。
タイプの異なる家族風呂は全部で14室。
今回は「風の湯」でした。
部屋によって料金が変わり、料金帯は1,500円から2,500円。
風の湯は岩風呂で、清潔感があって、ゆったり入れました。

真夏の家族風呂は、熱がこもる
正直に書くと、この時期はちょっと大変でした。
お湯が熱いのです。
終始、冷水を足しながら入りました。
こちらの貸切風呂は、利用するたびにお湯を入れ替える仕組みだそうです。
だから毎回まっさらな、熱いお湯が張られているわけです。
清潔なのはうれしいのですが、真夏はその熱が脱衣所までこもります。
湯上がりに汗が止まらなくて、涼むまでしばらくかかりました。
涼しくなる秋や冬なら、外を眺めながらの家族風呂はきっと気持ちがいいと思います。
真夏に行くなら、露天風呂のほうが快適かもしれません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 熊本県阿蘇郡小国町北里1800-33 |
| 電話 | 0967-46-4935 |
| 営業時間 | 8:00〜22:00(受付は21:00まで) |
| 定休日 | 水曜(水曜が祝日の場合は翌日) |
| 露天風呂 | 大人700円/小学生500円 |
| 家族風呂(貸切) | 1,500〜2,500円/50分・4名まで・全14室 |
| プレミアム貸切 | 3,300〜4,500円/60分・4名まで |
標高1,000mの長者原は、真夏でもエアコンがいりませんでした
じつはこの日、長者原に泊まるつもりはありませんでした。
寝床にと考えていたのは、別の場所。
ただ、翌日にタデ原湿原から歩くことだけは決めていました。
それで、下見のつもりで長者原に寄ってみたのです。
下見のつもりが、そのまま寝床になりました

着いてみると、車中泊の車で駐車場はほぼ満車。空いている場所を探して何周もしたほどでした。
「明日の朝ここに来ても、停めるところないんじゃない?」
そのうえ、車を降りてみると空気がひんやりしています。
「これだけ車中泊してる人がいるなら、安全だし心強いね」
そんな話をして、今夜はここで寝ようと、その場で予定を変えました。
予定を変えて、大正解でした
長者原の標高は約1,000m。
標高が1,000mもあると、日が沈めば、真夏でもエアコンは不要。
我が家のキャン太には、ダイキン製の家庭用エアコンが付いています。
サブバッテリーが弱っていて、エアコンは付いていても、電源のないところでは使えません。
つまり外部充電ができない場所での夏の車中泊は、「涼しい場所を選ぶ」しかありません。
この話はこちらの記事に詳しく書いています→【キャンピングカーの夏車中泊、エアコン付きでも油断禁物!我が家のリアルな暑さ対策】
この日は、日が落ちると気温が下がって、風も出てきました。
窓を開けているだけで心地よくて、そのままぐっすり眠れました。
もし予定どおり別の場所に泊まっていたら、どうなっていたか。
翌朝ここへ来ても停める場所がなくて、早朝のトレッキングはできなかったかも。

決めていた予定を、その場で変えられる。これも、キャンピングカーだからできたことでした。
ここは、くじゅう連山に登る人たちが使う駐車場です。料金はかかりません。
ただ、阿蘇くじゅう国立公園の園地なので、テントを張るようなオートキャンプは認められていません。
利用のルールは変わることもあります。おでかけ前に、九重町や現地の案内で最新の情報を確認しておくと安心です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 標高 | 約1,000m |
| 駐車場 | 無料(約100台/複数エリアあり) |
| トイレ | 24時間利用可・洋式水洗 |
| 館内 | 9:00〜17:00(11〜4月は16:00閉館)・入館無料 |
| 休館日 | 12月29日〜1月3日 |
| 裏手 | タデ原湿原(2005年ラムサール条約登録・約38ha) |
朝5時半、もやのかかったタデ原湿原へ
翌朝は5時半ごろに出発しました。
タデ原湿原は、長者原ビジターセンターの裏に広がる湿原です。
2005年に、坊ガツルとあわせてラムサール条約に登録されています。
面積は約38ha。日本最大級の中間湿原だそうです。

早朝の湿原は、うっすらもやがかかっていました。
人もまだ少なく、木道を歩いていると、音がほとんどしません。
朝の散策には、もってこいの場所でした。
ちなみに登山靴は、いつもキャン太に積んだままにしています。
思い立った日に歩き出せるので、これは積んでおいて損がありません。
2週間の長期旅で何を積んでいるかは、こちらにまとめました→【キャンピングカー長期旅の持ち物リスト|2週間×2回でわかった、いちばん大変なのは荷造りでした】
雨ヶ池を、甘く見ていました
もともとの予定は、タデ原湿原のロングコースをゆっくり回ることでした。
それが「運動もかねて雨ヶ池まで行ってみようか。さらに行けたら坊ガツルまで!」に変わりました。
これが、甘かった。
タデ原湿原の遊歩道は、ほぼ平らな木道です。
その感覚で登り始めたのですが、雨ヶ池までの道はかなりハードでした。

足元は石がゴロゴロ。
踏ん張らないと足をくじきそうになります。
高低差もあって、途中から足がプルプルしてきました。

あんなに涼しく感じていた湿原の遊歩道とは別世界。
林の中を進むうちに、汗だくに。。。
水のない雨ヶ池と、蝶と、間近の山
林を抜けた瞬間、一気に視界が開けました。
雨ヶ池です。
さっきまでの登山道とは雰囲気が一転し、木道がまっすぐのびています。

ただ、あいにく雨ヶ池には水はまったく溜まっていませんでした。
それでも、花には蝶が飛び交って蜜を吸っています。

背面にそびえる山を間近に眺めながら、しばらく座って休憩しました。

坊ガツルは、また今度
出発前は、その先の坊ガツルまで行こうかという話もしていました。
しかし、暑さと体力を考えて、二人ともすんなり長者原へ引き返す選択。。。
「普段もう少し運動しないとね」
そう言いながら、元来た道を戻りました。
あとで知ったのですが、引き返した坊ガツルも、タデ原湿原と同じラムサール条約の登録湿地。
次は迷いなく坊ガツルまで行く決断ができるように、体力つけておきたいと思います。
汗をかいた服を着替えて、靴を洗って干せる
長者原に戻ったのは9時半ごろ。
まだ午前中がたっぷり残っています。
汗をかいた服を、車の中で着替え、泥のついた靴を洗って、干す。
これが登山口の駐車場でできてしまいます。


その間にしばし休憩。
疲れた足を足湯に浸けながら、売店で買ったソフトクリームを食べて一息つきました。

朝いちばんに歩いて、そのまま着替えも、洗いものも済ませて、次の目的地へ出発。
車が更衣室と乾燥室(?)も兼ねていて、こういう便利さもあるなと発見しました。
1日目と2日目の朝を振り返って
- 前日に休みが決まって、行き先は車の中で決めた
- 下見のつもりで寄った長者原が、そのまま寝床に。翌朝来ていたら停められなかった
- 標高1,000mの長者原は、真夏でもエアコン不要。
- パン屋を3軒まわって、買えたのは食パン一斤
- 家から持ってきたバナナとゆで卵が朝食を助けてくれた
- 真夏の家族風呂は熱がこもる。この時期は露天のほうが快適かも
- タデ原湿原はほぼ平ら。雨ヶ池までは別格のハードさ!
涼しい場所を選べる、という強み
夏の車中泊で我が家が気にしていることのひとつは、寝る場所の標高です。
エアコンは付いていても、電源のないところでは使えません。
だったら「涼しいところに行く」で解決してしまうほうが早い。
今回は、下見のつもりで寄った場所が、そのまま寝床になりました。
行き先を決めていなくても、その場で一番いい選択ができる。
この「その場で決める」が、翌日もう一度効いてきます。
それもキャンピングカー旅の楽しさだと感じました。
同じ久住エリアだと、赤川温泉も標高が高くて夏でも涼しい場所です→【大分・久住】赤川温泉が想像以上だった|梅雨の晴れ間にボイボイキャンプ場でキャンプ
夏の寝床選びに迷っている方の参考になればうれしいです。
続く2日目のお昼から、私たちは阿蘇へ向かうのですがそこで予想外の3連休の大渋滞に巻き込まれることに。
その話は次の記事で。
※料金や営業時間は2026年7月時点の情報です。おでかけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
