こんにちは!
キャンピングカー「キャン太」で夫婦旅を楽しんでいる、九州のサラリーマン夫婦です。
2025年8月の2週間旅、2記事目は長野県の諏訪湖・美ヶ原・松本城編。
前回、ふもとっぱらキャンプ場で朝焼けの富士山を堪能した私たちは、天気予報に追われて急きょ諏訪湖へ向かうことになりました。
そこで待っていたのは、100人が一度に入れるといわれる千人風呂と、思いがけない湖上の花火。
この記事では、諏訪湖での車中泊と、翌日の美ヶ原高原・松本城めぐりを実体験を基にお話しします。
※前回の記事はこちら→憧れのふもとっぱらで車中泊キャンプ!朝焼けの富士山に感動した話【2025年8月の旅①】
天気予報に追われて、急きょ諏訪湖へ
富士山周遊のあと、当初はそのまま富士山近くの道の駅で車中泊し、もう1日富士山を堪能する予定でした。
ところが翌日の天気は下り坂の予報。
予定を早めて、涼しそうな諏訪市を目指すことにしました。
じつはこの時点で、夜の寝床はノープラン。。。
行き先をその場で変えられるのが車中泊旅の強みですが、この身軽さがあとで小さな試練につながります。
テルマエ・ロマエⅡのロケ地「片倉館 千人風呂」へ
諏訪市を目指した理由のひとつが、片倉館の千人風呂です。
映画「テルマエ・ロマエⅡ」のロケ地になった、国指定重要文化財の日帰り温泉。
到着して外観に目をやると、昭和初期に建てられた洋館のレトロ感に期待が高まります。

中に一歩入ると、期待を裏切らないレトロな内装。
その空間がかわいくもあり、正直そこまで期待していなかった分、一気に気に入ってしまいました。

深さ1.1m、立って入る大理石のお風呂
浴場は、これまで入ったことないレトロ感たっぷりの異空間でした。
中央にある大理石造りの浴槽は、100人が一度に入れるといわれる広さ。
深さは1.1mもあり、立ったまま入るスタイルです。底には玉砂利が敷き詰められていて、足の裏に心地よい刺激が伝わってきます。
見上げればステンドグラス、周囲には彫刻や装飾。「芸術のお風呂」と呼ばれるのも納得です。
建てられてから90年以上たった今も現役のお風呂。古いのに清潔感があって、「昔の浴場ってこんな雰囲気だったのかなぁ」と、湯に浸かりながら感慨深くなりました。
まさかの、ほぼ貸し切り
入浴したのは18時ごろ。
女湯は私ともう一組の親子連れだけで、100人入れるお風呂にひとりで浸かる時間もありました。
思い返せば7月・8月の旅では、大浴場をひとり占めできた場面が何度もありました。
私、お風呂運がいいのかもしれません。
お湯も気持ちよかったのですが、なにより空間が素晴らしくて、キョロキョロ見まわしながらいつまでも入っていたくなるお風呂でした。
寝床探しでウロウロ。そこに思いがけない花火
お風呂で温まったあとは、寝床探しです。
ところがこの時期の諏訪湖周辺は、国内屈指の規模といわれる「諏訪湖祭湖上花火大会」を控えて、数日前から交通規制が始まっていました。
いつもなら車中泊できそうな場所が使えず、キャン太で湖畔をウロウロ。
急な予定変更のツケが回ってきた形です。
そのとき、諏訪湖の対岸で花火があがりました。
時刻は20時半ごろ。車を停めて、河川敷から数分間の花火を観覧しました。
「花火大会の予行練習かな?」
思いがけず花火まで見られて、ちょっと得した気分の諏訪湖の夜。
この日は湖畔の駐車場で休ませてもらいました。

あとで知った「サマーナイト花火」の存在
あとで調べると、あの花火は予行練習ではありませんでした。
諏訪湖では夏休み期間中、「サマーナイト花火」として毎晩20時30分から約10分間、花火があがるのだそうです。
偶然のごほうびだと思っていたら、じつは毎晩のお楽しみでした。
湖畔の芝生から混雑なく見られるそうなので、夏に諏訪湖を訪れるなら、20時30分は湖畔で過ごすのがおすすめです。
※2026年は7月24日〜8月23日の開催(諏訪湖祭湖上花火大会が行われる8月15日を除く)
創業100年「太養パン店」で朝食を調達
翌朝は雨の予報。
早朝の諏訪湖をすこし散歩してから、6:30の開店に合わせて「太養パン店」へ向かいました。

以前テレビで紹介されているのを見て、Googleマップの行きたいリストに入れていた創業100年の老舗パン屋さん。まさかこのタイミングで来られるとは思いませんでした。
口コミどおり、開店と同時に店内はお客さんでいっぱい。
名物のサバサンドやクロワッサンなどを、朝食用に買い込みました。

標高2,000m、真夏なのに寒い美ヶ原高原
パンを積んで、ビーナスラインを上り美ヶ原高原を目指します。
途中、「霧ヶ峰」の看板を発見。
「エアコンの霧ヶ峰って、ここから名前を取ったのかなぁ」
なんて夫婦で話しながら通り過ぎました。この時点で外は、8月とは思えない涼しさ。というより寒いくらいで、ネーミングの意図が分かる気がします。
真っ白な霧の中、車内で朝食タイム
道の駅美ヶ原高原は、標高2,000m。
九州では出会えない標高の高さ、ひとつ階段を上がったような満足感があります(よく分からないランクアップ感…)
ただ、外は雨なのか霧なのか、少し先も見えない真っ白な世界。せっかく上がってきたのに、眺めはゼロでした。

記念に「標高2,000m」の立て看板だけ撮影。

寒さは想像以上で、トレッキング用に持ってきた長袖を着込んでも震えるほどでした。
車内に待機して、太養パン店のパンで朝食タイム。
霧が晴れるのを待ちながら食べたサバサンド、確かに人気なだけあるおいしさでした。


待ったかいがあった、雲間からの絶景
しばらく待っていると、徐々に雲間が晴れて麓の景色が見えてきました。
わっ、見える!
周りの観光客のみなさんも同じように喜びながら、写真を撮ったり眺めたり。ちょっとした一体感がありました。

通り過ぎてから引き返した松本城
美ヶ原を下りて、松本市内へ。
このころにはすっかり晴れて、夏の日差しが照り付ける車内もかなり暑く、既に美ヶ原高原の寒さが恋しくなっていました。
ここは通過するだけのつもりでした。
ところが、目の前にドンっと現れたお城。
Googleマップで調べてみると「今の、松本城だってよ!」
「えっ。そうなん?」
いったん通り過ぎてから、急きょ引き返しました。
なぜか全くノーマークだった国宝 松本城でしたが、間近に見ると、戦国時代に造られたという黒い風貌が力強さと存在感を感じ見ごたえあります。
車でお城の周りをぐるっと周り、私だけ車から降りて、お濠越しの松本城を撮影。
天守には入っていませんが、黒いお城と青空の対比が見事でした。
この日はこのあと、上高地の玄関口・さわんど温泉方面へ。
翌朝は今回の旅のハイライト、上高地トレッキングです。

諏訪湖の車中泊で感じたこと
- 片倉館の千人風呂は、お湯だけでなく建物そのものが楽しめる「芸術のお風呂」だった
- 夏休み期間の諏訪湖は、毎晩20時30分からサマーナイト花火があがる
- ただし花火大会の直前は交通規制あり。寝床は早めに確保しておくのが安心
- 標高2,000mの美ヶ原高原は、真夏でも長袖必須の寒さ
- 予定変更が自由な車中泊旅だからこそ、偶然のごほうびに出会える
急な予定変更で寝床探しに苦労した諏訪湖の夜。
でも、その夜にあがった花火は、計画どおりの旅では出会えなかったごほうびでした。
車中泊の旅に、正解はありません。夏の諏訪湖を旅する方の参考になればうれしいです。
次回は、始発バスで向かった上高地トレッキングと、新穂高ロープウェイのお話です。
片倉館・サマーナイト花火の基本情報
片倉館 千人風呂
| 所在地 | 長野県諏訪市湖岸通り4-1-9 |
| 電話 | 0266-52-0604 |
| 営業時間 | 10:00〜20:00(受付19:30まで/土日祝は9:30から) |
| 休館日 | 毎月第2・第4火曜日 |
| 入浴料 | 大人850円/小人400円(3才以上小学生まで) |
| 泉質 | 単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉) |
| 特徴 | 国指定重要文化財。映画「テルマエ・ロマエⅡ」ロケ地 |
| 公式サイト | 片倉館 千人風呂(公式サイト) |
サマーナイト花火
| 開催期間 | 2026年は7月24日〜8月23日(8月15日を除く) |
| 時間 | 毎晩20:30〜(約10分間) |
| 場所 | 諏訪湖畔(芝生広場などから観覧可能) |
| 公式サイト | サマーナイト花火(公式サイト) |
※2026年7月時点の情報です。料金や開催日程は変わることがあるので、おでかけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
