こんにちは!キャンピングカー歴約8年、愛車のキャン太と旅する夫婦です。
2週間の車中泊旅も、いよいよ後半に入りました。この日のいちばんの目的は、兵庫県の朝来(あさご)市にある「竹田城跡」。雲海に浮かぶ姿から「天空の城」と呼ばれる、前々から夫婦で行きたかった場所です。
その竹田城をきれいに見下ろせるのが、向かいの山にある立雲峡(りつうんきょう)。
朝5時半に登りはじめた私たちを待っていたのは、真っ白な霧でした。
この記事では、立雲峡から竹田城の雲海を狙った早朝登山と、そのあと立ち寄った余部鉄橋・城崎温泉のことを、実体験を基にお話しします。

※前回の記事はこちら→白川郷の車中泊は温泉付き道の駅が便利!合掌造りの里から福井県立恐竜博物館へ【2025年8月の旅④】
前夜は道の駅但馬のまほろばで車中泊
竹田城は早朝が勝負。だから前の日のうちに、できるだけ近くまで移動しておきたい。
そこで選んだのが「道の駅但馬のまほろば」でした。
ここが、ちょっと変わった造りの道の駅です。高速道路のサービスエリアとしても、一般道からも入れる。どちらからでも立ち寄れる、便利な道の駅でした。とにかく敷地が広い。
車中泊の前に、近くの「和田山乃湯」で汗を流しました。天然温泉のかけ流しです。
旅の後半で疲れもたまってくるころなので、温泉でゆっくりくつろぎました。
その日は、夜21時過ぎには就寝。翌朝の早起きに備えます。
立雲峡から竹田城の雲海を狙う早朝登山
翌朝は予定通り早起きし、5時半には立雲峡の駐車場に到着しました。
まだ薄暗い時間でしたが、朝早かったおかげで、駐車場には2、3台ほど、キャン太も余裕で停められました。

環境整備協力金は一人300円
立雲峡の駐車場そのものは無料です。ただ、山の環境を守るための「環境整備協力金」として、一人300円を支払います。夫婦で600円。こちらきれいな登山道を維持されていて、気持ちよく払える金額です。
早朝なのに汗が滝のように
5時45分、立雲峡の登山道に入りました。道は階段が多く、じわじわと脚にきます。

問題は蒸し暑さでした。「早朝だからきっと涼しいよね」——そう甘く見ていた私たち夫婦の考えは、登りはじめてすぐに裏切られます。8月中旬、しかもこの日は霧で湿度がとても高い。
汗が滝のように流れて、何度もくじけそうになりました。
途中には展望台がいくつかあって、そこからの眺めもいいそうです。霧さえなければ、その展望台からも竹田城が見えるとのこと。でもこの日は、あたり一面が真っ白でした。

すれ違う人に、すがるような目で聞いてみます。
「見えました!?」
「見えませんでした!」
返ってくるのは、みなさんの苦笑い。それでも去り際に、「見えるといいですね。頑張ってください」と声をかけてもらいました。半分あきらめ、半分わずかな期待。
その一言で、頂上へ向かう足が少し軽くなり、頑張ろうと力を取り戻すから不思議です。
やがて立雲峡テラスに到着。けれど、見えるはずの竹田城の方向を見ても、やっぱり雲ばかり。
何も見えません。しばらく粘ってみましたが、霧は晴れてくれませんでした。
登山口でもらった「雲海結果表」
下山して駐車場に戻ると、登山口のスタッフの方が出勤されていました。
「上、どうでしたか?」と聞かれたので、正直に「まったく見えませんでした」と報告。
すると、次回のために「雲海結果表」を見せてくれました。
月ごとのカレンダーに、×・二重丸・花丸・△、それにその日の天気まで手書きで書き込まれた表です。これがとても参考になりました。雲海が出るのは、どうやら秋から冬の朝が中心。
真夏の8月に狙った私たちが、そもそも少しばかり気が早かったようです。

あきらめて去ろうとした、その車の中で
今回の旅のはじまりの、富士山も、初日はまったく見えませんでした(→憧れのふもとっぱらで車中泊キャンプ!朝焼けの富士山に感動した話【2025年8月の旅①】)。
あの「見えない現象」がまた繰り返されるのか——そう思いながら車に乗り込み、山を下った、まさにその時です。
「えっ!?」旦那さんに向かって思わず声が出ました。
「まさか、あれじゃない? 竹田城」
「ちょっと見てみて!」
指をさした先に、雲のあいだからかすかに顔を出す竹田城の姿がありました。
頂上であんなに粘ってもダメだったのに、あきらめて山を下る車の中で見せてくれる。
かすかにですが、ちゃんと見えました。それだけで、報われた気持ちになりました。

竹田城の雲海は、完全に運まかせ。
でも車中泊なら、いちばん確率の高い早朝に、いちばん近い道の駅から挑めます。
次こそは、真正面で雲海に浮かぶ竹田城を。——そう夫婦でリベンジを誓いながら、竹田城をあとにしました。
余部鉄橋と、空の駅の駅長「そらちゃん」
次に向かったのは、兵庫県の余部(あまるべ)。キャン太を「道の駅あまるべ」に停めました。
道の駅自体はかなり古い印象でしたが、ここに停めて、エレベーターで一気に上まで上がれます。
上がった先の「空の駅」からは、日本海が一望できました。
ずっと山あいを走ってきたので、「いよいよ日本海まで来たんだなあ」と、旅の道のりを振り返ってしみじみ。

そしてこの空の駅には、駅長さんがいます。
りくがめの「そらちゃん」です。
駅長さんの帽子をかぶった姿がなんとも愛らしいのですが、その大きさにびっくり。
私では持ち上げられないほどでした。旦那さんはお世話係の方に促されて持ち上げていましたが、かなり重そう。マイペースに広場を歩き回るそらちゃんを、人間たちが静かに見守りながら追いかける様子も、なんだかおかしくて。見れば見るほど、かわいくなってくる駅長さんでした。


城崎温泉と玄武洞へ(駐車場に苦労した話)
この日は知人におすすめされた城崎温泉へ。
ただ、ここでキャンピングカーならではの苦労がありました。
城崎温泉の駐車場は、キャブコンだと気をつかう
城崎温泉に着くと、メインの駐車場は満車。入り待ちの車が並んでいました。
仕方なく別の駐車場に停めたのですが、料金がかなり高くつきました。
平面駐車場だったのでキャン太も停められたのは幸いでしたが、そもそも城崎温泉は細い道が多い。キャブコンでの運転は、道幅にかなり神経を使います。これから大きな車で行かれる方は、駐車場の場所を先に調べておくと安心です。大きな車の駐車場については、過去に料金トラブルにあった話を別の記事にまとめています(→キャンピングカーの駐車場、料金トラブルに2度遭った話。事前チェックの手順まとめ)。
この日は城崎温泉には入らず、温泉街の散策だけ。
お昼は口コミでよかった「OFF」というお店へ。
おしゃれな雰囲気で、人気店だけあって満席でした。
イタリアンをベースに、ひと工夫された料理が多く、どれもちゃんとおいしい。
人気があるのも納得の一軒でした。


玄武洞公園で自然の不思議に触れる
城崎温泉は翌朝、一番風呂に入りにこようと決めて、この日は近くの玄武洞公園へ。
入園料は一人500円です。
大きな洞窟のような奇岩がいくつも並んでいて、その迫力に圧倒されました。
どうしてこんな六角形の柱みたいな形になったのか。
自然の不思議さを、目の前で感じられる場所でした。

この日の車中泊は「道の駅神鍋高原」に決定。
併設の温泉「神鍋温泉ゆとろぎ」で一日の汗を流しました。
標高は350mほどとそれほど高くはないのですが、夜はしっかり涼しく、ぐっすり眠れました。
この2日間の基本情報
| 施設 | 情報 |
|---|---|
| 立雲峡(竹田城ビュースポット) | 環境整備協力金:高校生以上300円/中学生以下無料。駐車場無料(トイレ・自販機あり)。展望台は第三(徒歩約5分)〜第一・立雲峡テラス(約20〜40分) |
| 玄武洞公園 | 入園料:大人500円/学生300円。9:00〜17:00(16:30最終入園)。12/29〜1/3休 |
| 神鍋温泉ゆとろぎ(道の駅神鍋高原併設) | 入浴600円。平日13:00〜21:00/土日祝12:00〜21:00(受付20:30)。水曜休 |
※2026年7月時点の情報です。おでかけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
まとめ:この2日間で心に残ったこと
- 天空の城・竹田城は、真夏の霧で最後まで見えず。でも去り際の車の中から、雲のあいだにかすかに顔を出してくれた
- 立雲峡は早朝でも汗だくの階段登山。雲海が出やすいのは秋から冬と教わり、リベンジを誓った
- 空の駅の駅長「そらちゃん」は、想像以上に大きくて重い、愛らしいりくがめだった
- 城崎温泉はキャブコンだと駐車場と道幅に苦労した。細い道が多いので下調べは必須
竹田城の雲海は、結局この目でしっかり見ることはできませんでした。でも、見えなかったからこそ、また来る理由ができました。「次は正面から、雲海とともに」。そんな宿題をもらえたのも、旅のいい思い出です。
天空の城を狙ってみたい方の参考になればうれしいです。
次回は、城崎温泉の朝風呂から始まる、2週間の旅の完結編をお届けします。
▼シリーズの記事はこちら
・8月の旅①ふもとっぱら編
・8月の旅②諏訪湖・美ヶ原編
・8月の旅③上高地・新穂高編
・8月の旅④白川郷・恐竜博物館編
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